楽器貸与者一覧

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楽器貸与者一覧(List of Recipients)

as of November 2017

クレモナ・クァルテットQUARTETTO DI CREMONA

ストラディヴァリウス 「パガニーニ・クァルテット」


© Elisa Caldana

クリスティアーノ・グアルコ: 1727年製ヴァイオリン「パガニーニ」

パオロ・アンドレオーリ: 1680年製ヴァイオリン「パガニーニ」

シモーネ・グラマーリャ: 1731年製ヴィオラ「パガニーニ」

ジョヴァンニ・スカリオーネ: 1736年製チェロ「パガニーニ」

2000年にクレモナで結成されたクレモナ・クァルテットは国際舞台において才能溢れる室内楽アンサンブルとして知られており、その芸術的解釈からイタリア弦楽四重奏団(1945-1980)の後継者として広く認知されている。2002年から現在のメンバーで活動しており、全員がジェノヴァ出身である。ヨーロッパ、南米、アメリカ、アジアなどの著名なフェスティバル等で定期的に演奏する他、世界中のラジオやテレビでもたびたび特集されており、ハイドンの初期作品から現代曲まで幅広いレパートリーを誇っている。近年では、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲集(全8枚)を2013年から2017年にかけて発売し、いずれも高く評価されている。なかでも2017年に発売された7枚目のアルバム(第2番 ト長調 作品18-2、第9番 ハ長調 作品59-3)はエコー・クラシック・アワードを受賞した。2011年より母校であるクレモナのウォルター・スタッファー・アカデミーで弦楽四重奏の修士課程の指導にあたるほか、クレモナのストラディヴァリ財団のネットワーク形成推進プログラム「フレンズ・オブ・ストラディヴァリ」のアンバサダーを務めている。これまでのクレモナ市への貢献が認められ2015年にクレモナ名誉市民の称号が贈られた。

ヴェロニカ・エーベルレVERONIKA EBERLE

ストラディヴァリウス 1700年製ヴァイオリン 「ドラゴネッティ」


© Felix Broede

1988年ドイツ南部のドナウヴェルトに生まれる。6歳からヴァイオリンを始め、リヒャルト・シュトラウス市立音楽院を経て2001年からミュンヘン音楽大学にてアナ・チュマチェンコに師事。2003年、マインツ(ドイツ)のイフラ・ニーマン国際コンクールにて優勝。16歳でサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲で共演し、世界の注目を浴びた。これまでに、ロンドン交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、プラハ交響楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロサンジェルス・フィルハーモニック、モントリオール交響楽団、NHK 交響楽団等一流オーケストラと共演。また、定期的に、ケント・ナガノ、サイモン・ラトル、ダニエル・ハーディング、ヤニック・ネゼ=セガン、アラン・ギルバート等著名な指揮者と共演している。シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭とメックレンブルク・フォアポメルン音楽祭にて、一般聴衆から選ばれる特別賞を受賞。室内楽奏者としても活躍の場を広げており、ルツェルン音楽祭やザルツブルク音楽祭にも出演した。シャイ・ウォズナーやルノー・カプソン、アントワン・タメスティ等一流の演奏家と共演を重ねるほか、2015年には、ザルツブルクの「モーツァルト週間」で内田光子と共演。2008年から2011年までロンドンのボルレッティ=ブイトーニ財団から支援を受け、さらには英国BBC Radio 3の権威ある新進音楽家育成プログラムのアーティストにも選ばれている。

キム・スーヤンSUYOEN KIM

ストラディヴァリウス 1702年製ヴァイオリン 「ロード・ニューランズ」


1987年ドイツ、ミュンスター生まれ。5歳でヴァイオリンを始め、デトモルト音楽大学ミュンスター校にてヘルゲ・スラートに師事した。その後、ミュンヘン音楽大学でアナ・チュマチェンコのもと2010年に修士課程修了。2012年夏までクロンベルク・アカデミーにおいて更なる研鑽を積んだ。2003年デンマークのユランズ・ポステン紙で「世界の新星」と称されるなど早くから国際的な活躍が注目された。同年レオポルト・モーツァルト国際コンクール優勝、併せて聴衆賞と現代音楽の解釈における最優秀賞を受賞。また、2006年にはハノーファー・ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクールにおいて優勝した。これまでにクルト・マズア、エリアフ・インバル、チョン・ミョンフン、アンドリス・ネルソンスなどの著名な指揮者と共演している。室内楽にも力を入れており、最近ではマルタ・アルゲリッチ、ユーリ・バシュメット、チョン・ミュンフン等と共演している。2005年のデビューアルバムに収録されているハルトマン作曲「葬送協奏曲」は、英国BBC Radio 3に称賛され注目を集めた。2016年3月にはベートーヴェンの協奏曲とヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス2曲を収録したCDがドイツ・グラモフォンよりリリースされた。

イム・ジヨンJI YOUNG LIM

ストラディヴァリウス 1708年製ヴァイオリン 「ハギンス」


© Rami Hyun

2015年ベルギー・エリザベート王妃国際音楽コンクールにて優勝、副賞として当財団からストラディヴァリウス1708年製ヴァイオリン「ハギンス」を次期コンクール開催までの4年間貸与されている。1995年ソウルに生まれ、7歳でヴァイオリンを始めた。現在は韓国芸術総合学校(国立大学)にてキム・ナムユン教授に師事している。2013年ユーロアジア国際コンクールで優勝した他、インディアナポリス、モントリオール国際音楽コンクール、アンリ・マルトー国際ヴァイオリン・コンクール等、数々の国際コンクールにて入賞。これまでに日本、アメリカ、カナダの他、ドイツ、スイス等のヨーロッパ諸国でコンサートツアーを行っている。また、国際音楽祭にもたびたび招待され、マキシム・ヴェンゲーロフ、ジョエル・スミルノフ、原田幸一郎等、著名なヴァイオリニスト・指揮者との共演を重ねている。2017年7月にはモーツァルトとベートーヴェンのソナタを収録したファーストアルバムをワーナークラシックスよりリリースした。

ベンジャミン・ベイルマンBENJAMIN BEILMAN

ストラディヴァリウス 1709年製ヴァイオリン 「エングルマン」


© Giorgia Bertazzi

1989年生まれ。シカゴ音楽院を経て、カーティス音楽院にてイダ・カヴァフィアンとパメラ・フランクに師事する。その後、クロンベルク・アカデミーにてクリスティアン・テツラフの下、さらなる研鑽を積む。2010年モントリオール国際音楽コンクール、同年アメリカのヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションでの優勝を機に、数々の著名なオーケストラと共演するなど、ソリストとして国際的なキャリアをスタートさせる。2014年には若き才能を支援するロンドンのボルレッティ=ブイトーニ財団のフェローシップに選ばれた。また、ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズ、イギリスのザ・ストラド誌でも新進気鋭の若手ヴァイオリニストとしても取り上げられている。これまでに、ネヴィル・マリナーやヤニック・ネゼ=セガンなど著名な指揮者をはじめ、フィラデルフィア管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団等と共演している。ルーブル美術館オーディトリウムやウィグモアホールにてリサイタルを行っている他、マールボロ音楽祭、ミュージック・アット・メンロー(カリフォルニア)、ヴェルビエ音楽祭等に出演している。2016年3月には、ワーナークラシックスよりファーストアルバム「スペクトラム」を発売した。

スヴェトリン・ルセフSVETLIN ROUSSEV

ストラディヴァリウス 1710年製ヴァイオリン 「カンポセリーチェ」


© Vahan Mardirossian

1976年、ブルガリアのルセに生まれ、5歳から同市の音楽学校で音楽を学び始める。パリ国立高等音楽院でジェラール・プーレ、ドゥヴィ・エルリー、ジャン=ジャック・カントロフ等に師事。インディアナポリス、ロン=ティボーや、メルボルン国際室内楽コンクール等で受賞した他、2001年には第1回仙台国際音楽コンクールで優勝、併せてバッハ賞、駐日フランス大使賞、聴衆賞も受賞した。ソリストとして、これまでにユーディ・メニューイン、レオン・フライシャー、マレク・ヤノフスキ、チョン・ミョンフン、フランソワ=グザヴィエ・ロトなど著名な指揮者と共演している。日本では2009年にサントリーホールでチョン・ミョンフン指揮東京フィルハーモニー交響楽団と共演したほか、2011年にHakuju Hallで、2012年に浜離宮朝日ホールでリサイタルを行っている。指揮者チョン・ミョンフンの絶大なる信頼を得ており、同氏が音楽監督を務めるフランス放送フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに2005年に就任したほか、2007年から2015年まで、同じくミョンフン氏が音楽監督を務めるソウル・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演コンサートマスターを務めた。演奏活動に加え、2008年にカントロフの後任としてパリ国立高等音楽院の教授に就任し、後進の指導にもあたっている。2015年4月より、ブルガリアのソフィア・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督に就任。

諏訪内晶子AKIKO SUWANAI

ストラディヴァリウス 1714年製ヴァイオリン 「ドルフィン」


© Takaki Kumada

東京都出身。江藤俊哉氏に学び、桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース修了。1990年に史上最年少でチャイコフスキー国際コンクールにて優勝。文化庁芸術家在外派遣研修生として1991年からジュリアード音楽院でドロシー・ディレイ、チョーリャン・リンに師事し、同音楽院本科・修士課程修了。同時にコロンビア大学に学び、その後国立ベルリン芸術大学でウーヴェ=マルティン・ハイベルグにも師事した。これまでに、ニューヨーク・フィルハーモニック、フィラデルフィア管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団等数々のオーケストラと共演し、国際的な活動を続けている。また、現代作曲家作品の紹介も積極的に行っており、ブーレーズ指揮の下、ルツェルン音楽祭にてエトヴェシュ作曲「ヴァイオリン協奏曲《セブン》」の世界初演を行った他、三善晃作曲「弦の星たち」世界初演、ペンデレツキ作曲「ヴァイオリン協奏曲第2番・メタモルフォーゼン」日本・南米初演、アウエルバッハ作曲「ヴァイオリン協奏曲第2番」世界初演、マクミラン作曲「ヴァイオリン協奏曲」日本・北欧初演、サロネン作曲「ヴァイオリン協奏曲」日本初演、ベッファ作曲「ヴァイオリン協奏曲 A Floating World」世界初演等がある。2012年、2015年、ベルギーのエリザベート王妃国際コンクールヴァイオリン部門審査員を務める。2012年より「国際音楽祭NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。2016年4月には、フランク、R. シュトラウスのソナタ、武満徹の「悲歌」を収録したCDを発売した。

レイ・チェンRAY CHEN

ストラディヴァリウス 1715年製ヴァイオリン 「ヨアヒム」


© Tom Doms

1989 年台湾生まれ、オーストラリア育ち。15 歳でカーティス音楽院入学を許可され、アーロン・ロザンドに師事した。2008 年ユーディ・メニューイン国際コンクール、2009 年ベルギー・エリザベート王妃国際音楽コンクールにて優勝を飾る。これまでに、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランス国立管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ワシントン・ナショナル交響楽団など数々の著名なオーケストラと共演している。度々来日しており、最近では、佐渡裕がウィーンの名門トーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督に就任したことを記念し開催された日本ツアーにソリストとして参加した。ソニー・クラシカルより2011 年に発売されたデビューアルバム「ヴィルトゥオーゾ」は音楽専門誌や大手新聞で取り上げられ、また、同年のドイツ・エコー・クラシック・アワードを受賞した。2014 年には、モーツァルトのコンチェルトとソナタをクリストフ・エッシェンバッハとの共演で収録した三枚目のアルバムを発売した。

アラベラ・美歩・シュタインバッハー
ARABELLA MIHO STEINBACHER

ストラディヴァリウス 1716年製ヴァイオリン 「ブース」


© Sammy Hart

ドイツ人の父と日本人の母の下ミュンヘンに生まれる。3歳でヴァイオリンを学び始め、9歳でミュンヘン音楽大学のアナ・チュマチェンコの最年少の生徒となる。さらに、ヴァイオリンの巨匠イヴリー・ギトリスからも薫陶を受ける。2004年パリで、ネヴィル・マリナー指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団との初共演で成功を収めたことを機に、ソリストとしてのキャリアをスタートさせた。以来、ロリン・マゼール、クリストフ・フォン・ドホナーニ、リッカルド・シャイー、ヘルベルト・ブロムシュテット等著名な指揮者、ロンドン交響楽団、バイエルン放送交響楽団、シカゴ交響楽団、クリーヴランド管弦楽団等世界のトップオーケストラと共演を重ねている。2009年よりペンタトーンと専属契約を結び、同年発売された、マレク・ヤノフスキ指揮ベルリン放送交響楽団との共演によるドヴォルザークとシマノフスキのヴァイオリン協奏曲を収録したCDは、本人にとっては2度目となるドイツ・エコー・クラシック・ワードを受賞した。また、ルツェルン音楽祭弦楽合奏団との共演によるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を収録したCDは、グラモフォン・アワード2014のレコーディング・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた。非営利団体CAREのアンバサダーとして、同団体の行う世界における貧困の解決と災害時の人道支援活動に参加している。

アリーナ・ポゴストキーナALINA POGOSTKINA

ストラディヴァリウス 1717年製ヴァイオリン 「サセルノ」


© Nikolaj Lund

1983年サンクトペテルブルクに生まれ、1992年に一家でドイツに移住。父の手ほどきでヴァイオリンを始め、後にベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でアンティエ・ヴァイトハースに師事する。数々の著名なコンクール入賞を経て、2005年シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで優勝し、一躍注目された。これまでにロジャー・ノリントン、サカリ・オラモ、ウラディーミル・アシュケナージなど著名な指揮者をはじめ、フランクフルト放送交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、ハレ管弦楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー交響楽団、ロサンジェルス・フィルハーモニック等、世界中のオーケストラとも共演を重ねている。2008年に小林研一郎指揮読売日本交響楽団、2011年にジョナサン・ノット指揮NHK 交響楽団との共演で来日している。最近では、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団やアシュケナージ指揮の下、ロンドンのフィルハーモニア管弦楽団と初共演した。2016年8月にはザルツブルク音楽祭でネヴィル・マリナー指揮モーツァルテウム管弦楽団と初共演した。

五嶋龍RYU GOTO

ストラディヴァリウス 1722年製ヴァイオリン 「ジュピター」


© Universal Music

ニューヨーク生まれ。7歳でデビュー後、ワシントン・ナショナル交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、モントリオール交響楽団、シドニー交響楽団、フランス国立リヨン管弦楽団、サンフランシスコ交響楽団など、国内のみならず世界各地のオーケストラと共演。指揮者では、ロリン・マゼール、ウラディーミル・アシュケナージ、ケント・ナガノ、ファビオ・ルイジ、レナード・スラットキン等と共演している。2015/16年シーズンには、アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮フランクフルト放送交響楽団、ヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団と初共演した。演奏活動のみならず、ニューヨーク市の教育委員会の協力のもと、「五嶋龍"Excellence In Music"(音楽優秀賞)」を通じて公立高校生に奨学金を授与する活動に加え、中南米、アフリカ、アジアでの教育活動、国際文化交流、社会貢献にも積極的に取り組む。録音はドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、ユニバーサルクラシックスより8枚のCDをリリース。2015年10月から2017年3月まで「題名のない音楽会」(テレビ朝日系列)の司会を務めた。ハーバード大学(物理学専攻)を卒業。

有希・マヌエラ・ヤンケYUKI MANUELA JANKE

ストラディヴァリウス1736年製ヴァイオリン 「ムンツ」


© Shigeto Imura

1986年ミュンヘンにてドイツ人の父と日本人の母の音楽一家に生まれ、3歳でヴァイオリンを始めた。1991年、5歳でドイツ青少年音楽コンクールの8歳以下最年少グループ・ヴァイオリン部門で優勝、9歳の時ソリストとしてオーケストラと共演し、ドイツで鮮烈なデビューを飾った。2001年、ドイツ青少年音楽コンクールの全ドイツ大会で1位を受賞した他、シュポア国際コンクール(ドイツ)やブラームス国際コンクール(オーストリア)でも優勝。2004年パガニーニ国際コンクールでは最高位と三つの副賞全てを受賞、2007年チャイコフスキー国際コンクールで3位、同年のサラサーテ国際ヴァイオリン・コンクール(スペイン)では優勝を果たした。これまでに、ベルリン放送交響楽団、ケルンWDR交響楽団、ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団(英国)等ヨーロッパの数多くのオーケストラと共演、日本に於いてはNHK 交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団等から招かれソリストとして活躍している。2012年から2年間、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ドレスデン)の460年に及ぶ史上初の女性コンサートマスターを務め、2015年8月にはベルリン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ベルリン)のコンサートマスターに就任した。

パブロ・フェランデスPABLO FERRÁNDEZ

ストラディヴァリウス 1696年製チェロ 「ロード・アイレスフォード」


© Kirill Bashkirov

1991年スペインのマドリードに生まれる。3歳で音楽家の両親から音楽を学び、その後、マリア・デ・マセド及びアシエル・ポロに師事する。13歳でマドリードのソフィア王妃高等音楽院への入学が認められ、ナタリア・シャコフスカヤの下で研鑽を積む。現在は、ドイツのクロンベルク・アカデミーでフランス・ヘルメルソンに師事している。2008年オーストリア、リーツェン国際コンクール優勝を機に頭角を現し、2013年にはパウロ国際チェロ・コンクール準優勝、2015年チャイコフスキー国際コンクール入賞など数々の賞を受賞している。これまでにヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団、スペイン国立管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団など著名なオーケストラと共演した他、ラインガウ、ヴェルビエ、カザルス、スピヴァコフ、サンタンデール、クロンベルク等数々の音楽祭に定期的に出演している。最近では、若い演奏家を支援する「Mutter's Virtuosi」のメンバーとしてアンネ=ゾフィー・ムターと共演を重ねており、2017年には、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団でムターとブラームスの二重協奏曲を演奏した。

石坂団十郎DANJULO ISHIZAKA

ストラディヴァリウス 1730年製チェロ 「フォイアマン」


© Marco Borggreve

ドイツで日本人の父とドイツ人の母の下に生まれる。ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でボリス・ペルガメンシコフに師事。1998年ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール、2001年ミュンヘン国際音楽コンクール・チェロ部門で優勝し、2002年には、第1回エマヌエル・フォイアマン・コンクールでグランプリを獲得。2003年、クシシュトフ・ペンデレツキ指揮ウィーン交響楽団との共演が世界に羽ばたく契機となり、クリストフ・エッシェンバッハ、ロジャー・ノリントン、レナード・スラットキン、フランクフルト放送交響楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団などの著名な指揮者やオーケストラと共演するとともに、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ギドン・クレメール、クリストフ・ポッペンといった一流演奏家とも共演している。2005年に発売されたデビューCDは2006年ドイツ・エコー・クラシック・アワードを受賞。また、2014年にはパヴェル・ハース四重奏団と共演したCDが英グラモフォン室内楽部門を受賞した。2014年にグリーグ、ヤナーチェクとコダーイの作品を収録した最新アルバムがOnyxより発売されている。2012年12月には、彼の目覚ましい活躍とクラシック音楽界への貢献が顕彰され、齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。2011年よりドレスデンのカール・マリア・フォン・ヴェーバー音楽大学にて教鞭を執っている。

セルゲイ・ハチャトゥリアンSERGEY KHACHATRYAN

グァルネリ・デル・ジェス 1740年製ヴァイオリン 「イザイ」


© Marco Borggreve

1985年アルメニアの音楽一家に生まれる。ドイツのカールスルーエ音楽大学にてヨーゼフ・リシンに師事。2000年第8回シベリウス国際コンクールにおいて史上最年少(15歳)で優勝し、さらに2005年ベルギー・エリザベート王妃国際音楽コンクールにて優勝した。これまでに、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、マリインスキー歌劇場管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロサンジェルス・フィルハーモニックなど一流のオーケストラと共演している。ピアニストである姉のルジーン・ハチャトゥリアンと共に、ウィグモア・ホール、シャンゼリゼ劇場、パレ・デ・ボザール、カーネギー・ホールなど著名なホールでリサイタルを行っている。NHK交響楽団と度々共演しており、ベートーヴェンの協奏曲で共演した2014年には、同楽団の聴衆から「最も心に残ったソリスト2014」の第1位に選ばれた。2015年12月に発売されたアルメニアの曲を収録した最新アルバム「My Armenia」や、これまでに発売されたCDは、音楽専門雑誌や大手新聞などで高く評価されている。

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