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2025.08.26貸与事業

シム・ジェイク・ドンヨンさんへ楽器貸与開始

2025年7月に開催された第31回楽器貸与委員会の結果を受けて、ヴァイオリニストのシム・ジェイク・ドンヨンさんへ楽器貸与を開始いたしました。

貸与楽器:ストラディヴァリウス1700年製ヴァイオリン「ドラゴネッティ」
貸与区分:A


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シム・ジェイク・ドンヨン
シム・ジェイク・ドンヨンは、イサン・ユン国際ヴァイオリンコンクールで「ユン・イサン賞」を受賞し、国際的な注目を集めた。彼は、決勝でユン・イサンの《ヴァイオリン協奏曲(1992)》を演奏して入賞した初のヴァイオリニストであり、この作品が決勝で演奏されたのは実に22年ぶり。 2020年シュトゥルベルク国際弦楽コンクール(アメリカ・ミシガン)で第1位およびバッハ賞を受賞、2022年珠海国際モーツァルト・コンクール(中国・珠海)、2020年アーヴィング・M・クライン国際弦楽コンクール(アメリカ・サンフランシスコ)でも入賞。さらに、2022年フリッツ・クライスラー国際ヴァイオリンコンクール(オーストリア・ウィーン)2020年J・S・バッハ国際コンクールでも入賞している。
2024年のイサン・ユン国際ヴァイオリンコンクールで「ユン・イサン賞」と第3位受賞を受賞した他、ジェイクは、ソニー・クラシカルと契約し、デビュー・アルバムの制作とプロモーションにも取り組んでいる。
来シーズンには、ソリストとして、ベルリン放送交響楽団、ソチョ・フィルハーモニック管弦楽団、ボルティモア室内管弦楽団、シンフォニー・イン・Cと初共演する他、カラマズー交響楽団と再共演する。
これまでに、ヴェルビエ音楽祭のサル・デ・コンバン、カーネギー・ホール、リンカーン・センター、ジョーダン・ホール、クムホ・アート・ホール、ソウル・アーツ・センター・コンサートホール、ウィーン楽友協会、アリス・タリー・ホールなどの会場を含む、3つの異なる大陸でデビュー公演を行った。
ジェイクは、ラ・ホーヤ音楽協会のサマーフェスト、ヴェルビエ音楽祭ソリスト・アカデミー(スイス)、パールマン・ミュージック・プログラム、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、NUMEアカデミー&フェスティバル、ハイフェッツ国際音楽研究所アシュケナージ室内楽セミナー、リンカーン・センター室内楽協会スプリング・フェスティバルなど、数々の室内楽音楽祭に出演し、キム・カシュカシャン、モリー・カー、デイヴィッド・フィンケル、ウー・ハン、アルノー・シュスマン、サラ・チャン、イツァーク・パールマンなど、著名な音楽家と共演している。
近年の受賞歴に加え、ストラディヴァリウス国際ヴァイオリンコンクールでも第1位を受賞している。
前シーズンには、カラマズー交響楽団、ボルティモア室内管弦楽団、統営(トンヨン)・フェスティバル・オーケストラ、中央音楽学院管弦楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、ソウル・ヴィルトゥオージ・チェンバー・オーケストラ、プサン・フィルハーモニー交響楽団、スウォン・フィルハーモニック管弦楽団、サラ・チャン&ヴィルトゥオージ・オーケストラ、韓国室内管弦楽団など、数多くのオーケストラとソリストとして共演を果たした。
現在、ジェイクは全額奨学金およびトービー・アムステルダム・フェローシップを受けてカーティス音楽院のアーティスト・ディプロマ課程に在籍し、アイダ・カヴァフィアンとシュムエル・アシュケナージに師事している。これまでに、タン・ファミリー教育助成金と学部長奨学金を受けてニューイングランド音楽院でドナルド・ワイラースタインに、パールマン・ミュージック・プログラムでイツァーク・パールマンに、イェウォン芸術大学およびソウル芸術高等高校でイ・キュンスンとキム・ヒョナに師事した。
韓国のSooYoung Art Tradeより貸与された1711年製D. モンタニャーナ、日本音楽財団より貸与されたストラディヴァリウス1700年製ヴァイオリン「ドラゴネッティ」を使用している。

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